もうたくさん話題になっているので、ご存知の方が多いかと思いますが、この夏のオーストラリアの山火事は過去最悪です。。
しかし、日本のメディアが取り上げる報道はごく一部で、日本在住の友達からは既に収束したのかと思ってたと言われることもしばしば。
収束どころか、激化していてまだ夏は続くというのに、一体どうなってしまうのでしょうか。。
毎年オーストラリアの夏では至る所で山火事は起こりますが、この夏の山火事は規模が違います!しかも9月から起こっていていまだに継続中なんです!
たくさんの人やコアラ、カンガルー、野生動物が死んでいます。
支援が必要な時なのです。
既に色んな方が詳細や募金方法をシェアしているとは思いますが、もしまだ知らない方のために私が何かお役に立てればと思い私が知っている情報をシェアさせて頂きます。
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目次
今回の森林火災について
とりあえず今回の森林火災。。世界中でも騒がれてる程にやばいのです。
日本の国土面積 約1/4分 が燃え尽きました。
政府による非常事態宣言も既に4回発令されています。
走るのが遅いコアラがどんどん犠牲になっていて
走るのが速いカンガルーでさえも炎から逃げきれずに犠牲になっています。
焼けてカチカチになったカンガルーの写真を見てしまったのですが、必死に息をしようと上を向いたまま死んでしまっていました。胸が張り裂ける思いです。
今現在の被害数がこちら。
24名の方が亡くなり
500ミリオンの動物が死に
8000匹のコアラが死に
5.5ミリオンヘクタールの土地が焼け
1400棟以上の建物が破壊されています。
どうか、これ以上被害が出ませんように。。
オーストラリアの森林火災の煙はニュージーランド、さらにはアルゼンチンやウルグアイなどの南米でも観測されています。
ニュージーランドのオークランドに住んでいる友人も黄色い空が不気味だったと話しており、その日にすぐ募金したと話していました。
私は年末にゴールドコーストへ行ったのですが、帰りの飛行機でふと外を眺めていたら森林火災を目の当たりにしました。その時の写真がこちら。
空からでもハッキリと火災と煙が確認できます。この瞬間にもたくさんの動物たちが犠牲になっていると思うと心が痛くてたまりませんでした。
空からの写真というとこの写真も話題になっていました。
航空写真で見たオーストラリア。。色んな場所で火災が起こっていることが分かります。
これがいかに恐ろしいことか。。
森林火災の煙害
私はオーストラリアの何が好きか聞かれたら迷わずに「青い空!!」と答えていますが
この夏はほぼほぼ青い空は見えません。
ずっと曇っているような灰色の空。天気予報では晴れのはずなのに。。
朝起きると部屋中が煙臭いこともしばしば。。
空気清浄機は手に入りにくい状況で
喘息もちの人は発作が度々に起こっていると聞きます。
煙の中には日本でもよく聞くPM2.5が含まれており、子どもへの影響も大きく、毎日空気をチェックして今日は外に出れる日か、またはお家に引きこもる日か確認しなければいけません。
ちなみに私はAir visual というアプリで確認しています。
近くのライブ画像も見れるのでとても重宝しています。
こんな日は外に出れません。
ちなみに、これは我が家から撮った写真。
この日は1日中、煙たくて(写真では分かりにくいけど)空も赤みがかかっていて怖かったです!
しかし火災場所を調べてみると意外に遠かったりして、こんなに距離があるのにこの煙たさと空の色かと思うとそれも怖かったです。
火災の近くに住んでいる人の気持ちを想像すると胸が張り裂ける思いです。
オーストラリアのパワー
今回の森林火災を経験し、毎年恒例の年末の年越し花火の中止の声がたくさん上がっていました。花火に費やす経費があるなら、それを消火活動に回せと。
しかし、ここでオーストラリアのすごいところは直前で中止にしても利益が出ない、むしろ決行することで経済効果が上がることを説明し市民を納得させるところ。
そして、それだけでは終わらずに寄付活動の広まりが止まりません。市民も移民も留学生も自らが発信塔になって寄付を呼び掛けています。これは、オーストラリアでは至る所で(学校でも)募金活動などが行われており、小さい頃から当たり前のように目にしているので募金活動に取り組むことが当たり前となっているようです。
国も市民も一体になって国を守る、整える、そんなオーストラリアが見えました。
日本だと市民の声や常識、周りの目ということを第一に選択されそうなことですが、移民の多いオーストラリアでは色んな価値観、視点をもった人たちと成長していくので他人に対しても寛容、理解があるようです。
常識に捉われずに、新しいことへのチャレンジを恐れないこと。何が今、本当に大切なことなのか。一人一人が考えて行動すること。日本も見習うことはまだまだたくさんあるなとオーストラリアの姿勢から学びました。
今の私たちにできること
今、何ができるか考えたところ少しでもこの情報を多くの人に知ってもらうことだと思いました。
そこで微力ながらも、ここに書かせていただきました。
これを知った人がどうアクションを起こすかは自由です。
寄付も簡単にできます。
英語が苦手でも名前と住所、クレジットカード情報を入力するだけなので意外と簡単にできます。
いくつかこちらにリンクをシェアしますね。
○ボランティア消防団への寄付
毎日たくさんの人がボランティアとして無給で消火活動にあたってくれています。炎の中、命を危険にさらしながらの活動です。
こちらから寄付できます↓
https://www.rfs.nsw.gov.au/volunteer/support-your-local-brigade
○被災者のための寄付
オーストラリア赤十字社が被災者のために緊急設置した寄付場所がこちら↓
https://www.redcross.org.au/campaigns/disaster-relief-and-recovery-donate#donate
○コアラのための寄付
日本でも話題になっていたコアラが救出されていた病院がこちら↓
寄付金で治療やリハビリ施設を建設されるようです。
そしてオーストラリアのためにお祈りください。
気持ちを少しオーストラリアに寄せて、
たくさんの雨が至る所で降り注ぎ、ひとつひとつの火災が沈静されることをイメージしながら。。
Pray for Australia…
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